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それでは、日本の学校制度について説明したいと思います。
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スライド 1 |
日本の学校制度は、大きく、「初等教育」「中等教育」「高等教育」の3つに分かれています。
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初等教育は、小学校の6年間ですが、中等教育は、中学校の3年間と高等学校の3年間の、合わせて6年間です。
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「小学校が6年、中学校が3年、高等学校が3年」という制度なので、「6・3・3制(ろくさんさんせい)」などと呼んだりします。
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それから、高等教育は、中等教育以上の教育のことで、大学とか短期大学とか専門学校などがあります。
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日本の場合、小学校の6年間と中学校の3年間を合わせた9年間が、義務教育に当たります。
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それでは、初等教育から順番に説明していきたいと思います。
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スライド 2 |
まず、初等教育についてですが、初等教育の期間は、小学校の6年間で、えー、普通は、6歳からです。
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小学校では、国語や算数、理科、社会などの科目をはじめ、音楽や図工、体育などの科目も勉強します。
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あ、算数というのは、数学のことですが、小学校では数学ではなく、算数と呼びます。
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それから、図工というのは、絵を描いたり、何か作ったりする授業のことです。
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小学校を終わるときには、特に卒業試験のようなものはありません。
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で、中学校へ進むためには、公立の中学であれば、普通は入学試験がありませんが、私立の中学校だったら、入学試験を受けなければなりません。
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スライド 3 |
次に、中等教育ですが、まず、中学校について説明します。
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中学校は3年間で、えー、12歳で入学するのが普通です。
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中学校では、国語、数学、理科、社会に加えて、新しく英語が始まります。(指を折って数えるように)
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中学校ではこの5科目が中心ですが(指5本立てて)、もちろん、体育や美術、音楽などの授業もあります。
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中学校から高校に進む場合には、行きたい高校の入学試験に合格しなければなりません。
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でも、最近は、私立の学校だけでなく、都立の学校でも、中学校から高校までの6年間をいっしょに勉強する「中高一貫教育」の学校が増えてきていて、そういう中高一貫の学校の場合は、高校に進むための試験はありません。
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スライド 4 |
今度は、中等教育の後半に当たる、高等学校での教育について見てみましょう。
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期間は3年間で、15歳から入学することができます。
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現在、日本の高校進学率は約97%で、ほとんどの人が高校に進みます。
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高校では、国語、数学、理科、社会、英語といった、中学で勉強する主要5科目が細かく分かれます。例えば、「理科」は「物理」「化学」「生物」といった科目に分かれますし、「社会」も「日本史」や「世界史」「政治経済」などの科目に分かれます。
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そして、高校では、理科系と文科系に分かれることが多いんですが、理科系か文科系かによって、勉強する科目は違います。
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で、普通、高校を卒業するときには、卒業試験のようなものはありませんが、大学に進みたい人は、えー、やはり大学の入学試験に合格しなければなりません。
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スライド 6 |
最後に、高等教育についてですが、高等教育については、今日はあまり詳しく説明しません。
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高等教育には、大学や大学院、短期大学といった機関以外に、高等専門学校や職業専門学校など、さまざまな機関があります。
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で、どのぐらい勉強するかも、それぞれの機関によって異なります。
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ちなみに、現在、日本の大学進学率は、約49%ですから、高校生の約半分が大学に進学しているということになります。
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以上、日本の学校制度についてご説明しました。
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何か質問やコメントはありませんか。
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